Florida Sunshine
留学不定期日記
August,1997
  
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July,1997,2nd half
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Auadg,31,97 日曜日
ダイアナ妃、死去の報道
日付が変わって、さぁ寝ようかなぁ・・・というタイミングで物凄いニュースが飛び込んできました。つい2時間程前にダイアナ妃がパリで交通事故によりお亡くなりになったようですね。36歳というのは短すぎる一生でした。人の一生なんてわからないものですね・・・

直接の原因は、ダイアナ妃を乗せた車が、バイクに乗った追っかけカメラマン(こちらではpaparazziというようです)を振り切ろうとして交通事故になったらしいですね。車が目茶苦茶になってました。あれじゃあ助からないでしょう。テレビの報道によると、事故発生直後、そのバイク野郎は周囲にいた事故目撃者にぶん殴られたようです(これ未確認)。

これにより、ジャーナリズムのあり方について議論が持ち上がるのは必至でしょう。すでに各ニュースチャンネルでは、そんな論調で番組を構成しております。

こちらでの報道のされかたで感心したことを一つ。ニュースの特番の中で、ダイアナ妃とイギリスに敬意を払って、イギリス国歌が、風になびくイギリス国旗を背景にながされました。上手く説明できないのですが、めづらしく、アメリカ人の「心遣い」を垣間見たようで、少し感動しました。日本では、ニュースキャスターが「ご冥福をお祈りします。」って、一言いって終わりなのでは?

アメリカの東側の人たちは、もう寝ちゃっている人が多いでしょうが、西側に住んでいる人は、これからテレビにかじりつくことでしょう。私はもう寝ます。詳細は数時間後に買う新聞で知ることにします。ということで、あと8時かん位たったら、追加更新します。それではおやすみなさい。

---------以下追加分----------

更新が遅れてしまいました。期待してアクセスしてくださった方々、すいませんでした。さてさて、その後新聞を買って一通り記事を読んだのですが、やっぱりテレビの方が情報は豊富でしたね。こっちでは似たようなニュースが繰り返しやってくれるので、どのタイミングでテレビを見ても大体30分くらいで全貌がつかめます。

その後分かったことですが、ダイアナ妃(元なんだけど、こっちではPrincess Dianaとなっているので、わたしも面倒なので勝手にこう呼ぶことにします)はボーイフレンドと車に乗っていたらしく、ドライバーとボーイフレンドは事故ったとたんに即死。彼女も病院に運ばれた時までに、既に心臓は停止していたそうです。にもかかわらず2時間にも亘って人工呼吸と心臓マッサージをやったというのですから念の入れ様が違いますね。一般人だったら、5分くらいでHe's passed away. なんて言われておしまいなんだろうなぁ

事故の直接の原因はカーチェイス。追っかけていたのがバイクに乗ったpaparazziで、チームかどうか知りませんが全部で5人いたそうです。日本にもフォーカスとかフライデーとかあるけど、海外のはバイクに乗って追い回すのですから過激ですね。しかしこの過激さにはやっぱり裏がありました。新聞社が設定したダイアナ妃の鮮明なスクープ写真の買い取り値がとてつもなく高いのです。あるニュースによるとその価格は100万ドルで、別のニュースでは50万ドル相当の価格がついていたとか・・・そりゃあ、追っかけるわな。日本のフライデーやフォーカスが、似たような事件を引き起こしそうな気もしますが、日本の場合は車に潜んでパチリですから、こんな事件は起こさないでしょう。要はもっと悪知恵があって陰湿なんですね。今回の事件の引き金になったpaparazzi君等は現在取り調べ中。

金の魔力が如何に人間を狂わせるかという例をもう一つ。ダイアナ妃を乗せた車が壁と柱にぶつかってグチャグチャになった後、paparazzi連中は何を思ったか、助けがやってくるまでに、その車の写真を取ったそうです。助けろよ! それを見た目撃者はpaparazziをぶん殴ったそうです。いいぞ!
 



Aug,27,97 水曜日
クレジットは認めてもらえるのか?

長らくご無沙汰いたしておりました。私のページを心待ちにしていて下さった方々、更新が途絶えて申し訳ありませんでした。無事に全ての手続きが一段落して、ホッとしている次第です。しかし、あのオリエンテーションの手際の悪さはなんだったのでしょうか?皆が皆、自分のセクションのことしか知らないので、私の意図する場所へたどり着くまでに散々にたらいまわしにされました。

で、グルグル周っているうちに徐々に情報を得たのは良かったのですが、クレジットのトランスファーについての心配事が増えてしまいました。私は日本で修士を持っている状態で学部の方へトランスファーしました。その際にメジャーを変えたので、足りないクレジットはこちらで取らなければなりません。私が卒業するまでにどれくらいの時間がかかるかと言うと、それは大学側がどれくらい単位のトランスファーを認めてくれるかにかかっています。

ところが、どうも私の場合はあまり単位を認めてもらえないようです。というのは、日本で履修した講義名がちょっと変わったものが多いので、そのまんま英訳してある成績表では、何を履修したのかがわかりにくいのです。ちょっとでも特殊な名前の講義だと、認めてもらうのは難しいようです。日本では講義名をそのまま英訳はしてくれるけど、その内容の証明はしてくれません。こっちの方が重要なのに・・・国立大学でも全然役に立たないねぇ。海外に留学する生徒のことを全然考えていないですね。

一応、一般教養は日本で終わったのだから専門から入れてくれと文句を付けにいったところ、一般教養というものはなくて、取らなければならない科目は全て必修科目なのだ!と言い切られてしまいました。日本語訳にすると変な感じですが、要は We don't regard these courses as general education. These courses are just requirement. って言われたんですね。それでも何だか説明になってないぞ・・・そのあとも、いろいろと話をしたのですが、埒が明かないので、また出直すことにしました。こういう場合は忍耐強く何度も足を運ぶのに限ります。

しかし、このまま行くと、私はアメリカの歴史を3コース、英語を3コース、物理と化学を各2コースづつ取らなければなりません。その外に、TOEFLのスコアが一定に満たなかったので英語のコースを2つ
ということは、全部で10コース・・・期間にしたら1年間も専門とは違うつまらん勉強をしなければならないのです。これには参りました。

という訳で、せっかく入学してセメスターもはじまってまだ1週間も経たないうちに、既に次のセメスターで修士の方へ受け直すことを真剣に考えてしまいました。だから今セメスターは、自分の持っていないくて、これから使えそうなクレジットしか取っていません。

それにしても、日本で取ったクレジットは全部で180位はあるのに使えるのが殆どないとはねぇ・・・これって、やっぱり日本の大学に問題があるんだよなぁ・・・


Aug,18,97 月曜日

MALLの意外な使い道

ネタがないときは「うわぁ、今日の日記なんにしようかなl・・・」と頭を悩ませるのですが、一つ書きたいことが出来るとどうやら連鎖的に珍しいものを発見する傾向があるようです。今日は近くにあるMALL(ショッピングセンター)の意外な使われかたについてのお話です。

今朝も朝早くからセメスターがはじまる前の手続きをしに大学へ行ってきました。朝早くいってテキトーに済ませて、手持ちの現金も少なくなったので妻と二人で近くのMALLへATMを使いに行くことにしました。MALLの中に入っている個々の店舗の開店時間は10時だったのですが、9時半に到着した時点でMALL自体の入り口は開いていました。

私たちはATMさえ使えればよかったので、別に店が開いていようがいまいが、関係のないことだったのです。しかし、店舗が全然開いていないMALL内には何故かたくさんの人がいました。やはり老人が多いようです。そして多くの人たちがとてもラフな格好をして店内をうろついています。どうみても買い物へ来たような格好じゃないのです。この人たちは一体何をしにMALLへきているのでしょうか?

答えは、私たちが近くのベンチに腰をおろして観察しはじめたら(そんなことするなよって声が聞こえてきそうですが、やはり気になります)すぐにわかりました。店内をうろついている人たちは、ただうろついているだけなんです。そう、彼らの目的は「歩くこと」だったんですね。

そうやって周りをみてみると、エクササイズにきている人はすぐに解ります。Tシャツ、ショートパンツを身につけ、ちょっと早歩きくらいのスピードで軽快に歩いています。人によってはウォークマンまでしています。

MALLの中は広くて、エアコンが利いていて涼しいのです。外の直射日光の下を歩き回るのは大変なので、自然とMALLがトレーニング上と化していったのにも納得がいきます。なるほど、こういう使い方があるのか・・・と、偉く感心しましたね。これは使える



Aug,17,97 日曜日
WEB で登録できるなんて

今日は再びオリエンテーションの日。朝から大学へ行って話をきいてきました。クレジットのトランスファーが一番気になったところなのですが、どうも担当の人とディスカッションしに行かなければならないようです。来週からクレジットの登録が始まりますが、この大学ではWEB上で授業の登録ができてしまいます。

もしコンピュータをもっているのならば、WEBで登録をお願いします。その方が迅速に処理できますから」ということだそうです。ついでに生徒別の単位の申請状況、トランスファークレジットの認定状況もWEBで確認できるとか・・・。これは、FITが工科大学であるという背景もあるのでしょうが、ブラウザを使った授業登録のシステムがすでに出来上がっているというのには驚きです

日本の大学を経験している私は「う〜ん」と唸ってしましました。これに比べれば私のやっていた紙に教科名と教官名を記入して学務に提出していたアレはなんだったのでしょうか?そういえば、入学してすぐにマークシートに変わったっけ・・・まぁ、馬鹿にしたもんでもないけど、やっぱりWEB上で出来てしまうというのにはカルチャーショックを受けました。FITでは他にライブラリの検索エンジンもWEB上から利用できるようになっていて、書物名の検索から、今その書物が借りられているかどうかもわかるみたいです。大学に関係しているありとあらゆる情報がブラウザを通して閲覧可能です。

私は異なる国立大学を2校程経験したのですが、日本の事務というのは、どちらも「自分のスタイルを守る」ところがあって、時代の変化があっても毎ペースというところがあるようです。こっちの大学と違って経営が独立していませんからね。

去年あたりから東北大学でもやっとネットワークを使って、各種証明書の申請(発行はわからない)ができるようになったと思います。でも専用端末からだったような気がします・・・なんでWEB使わなかったんでしょうね?東北大学にしろ、キャンパスが山の上と下とに思いっきりわかれているので「申請」、「受け取り」の最低2回、山の上に足を運ぶ必要があったという背景があったのですね。あれは不便でした。

技術に対しての柔軟性に関してはアメリカに劣っていますね。あと2〜3年もしたら日本の大学生もWEB上で授業の登録ができるようになるのでしょうか?



Aug,16,97 土曜日
チェックイン

今日はFALL SEMESTERの留学生のチェックインの日。朝の8時から学校へ行ってきました。全て必要なものをかばんの中にいれて、準備万端で出発。学校までは車で5分の距離なので、すぐに到着。受け付けで書類を受け取り、記入をする。パスポートが必要・・・そしてそれを取りだそうとした時、一瞬頭が真っ白になりました。

自分が確かにかばんにいれたはずのパスポートと書類が無くなってます。代わりにそうめんが入っていました・・・・どうやら、妻のかばんを間違えてもってきたようです。しかしまた、何故そうめんが家の奥さんのかばんに入っていたのだろうか・・・

あわててアパートへ帰って自分のかばんをもってきて事無きをえました。しかし、その後、さらに問題が発覚。留学生の命とパスポートの次に大切なI-20のフォルムに間違いがあったのです。うちの奥さんの名前がおもいっきり間違ってました・・・・たのむよぉ〜ちゃんと書いただろう?しかし、これが気づかないで出国したらどうなっていたんだろうか・・・。

officerのオバチャンが、私のI-20を見て不思議そうな顔をしてました。そして一言、「あなたトランスファーなの?」・・・だって。そうだよ、だってちゃんとトランスファーのアプリケーションだしたでしょ?。「じゃあこれを書いてもらう必要があるわね、それと前の学校のI-20も持ってきてね」・・・って、オイオイ、それって前に提出したやつじゃあ・・・。そして気が付いたのだが、そもそも、私のアプリケーションは新入生扱いになっていたらしい、だから私に用意したI-20も間違いだったようだ・・・危ない、危なすぎる。こんなんでいいのだろうか。でもいつもだから、慣れてきている自分も危ないと思う。

そして今日、ビックリするような事実を聞いてしまった。理系のguraduateへ入学するために一般的に必要なGREのスコアはどうやら、参考程度のものらしい・・・。しかも、人によってはスコア無しでgraduateに入っていたのだ。たしかに下限はあるのだが、厳密にそれを守らなくても入学が許可される場合があるとのこと・・・ということは、認めてもらえるかどうかわからないクレジットをもって、わざわざ私みたいに学部にトランスファーしてくるよりも、スパッと修士に入った方が時間的にお特だったのだ・・・う〜ん・・・まいったなぁ。来セメにはもう一回トランスファーかな?

infoweb経由で遊びに来てくれたゆみこさん。メールの返事を出そうと思ったのですが、e-mailアドレスに間違いがあったらしく、送れませんでした。暇があったらまたメールください。こんどはちゃんと返事が行くと思います。


Aug,10,97 日曜日
ボディボード

友達に誘われて、ボディボードをやってきました。いままで結構長い間フロリダにいたけれども、海なんて数えるほどしかいったことなかったなぁ・・・等と友達にいったところ、何て勿体無い!ということになり、今回の運びとあいなりました。日本語へんだなぁ

あんなの板の上にはいつくばってりゃいいだけだから楽勝!等と思っていたのですが、完璧に私は間違っていました。バランス取るのって結構大変なんですね。で、それなりに楽しんだのですが、波に浮かれてプカプカやっているうちに問題が発生しました。よったようです。この手のスポーツは乗り物に弱い私には向かなかったのだろうか・・・。少し残念でしたが、胸元まで迫ってきた猛烈な吐き気には勝てずに、始めてから1時間もしないうちに砂浜に上がってしまいました。

その後は水着のお姉ちゃんを鑑賞するエロジジイモードへ突入してました(笑)この日は若い子が多く、20台後半に多い、セイウチ率(トド率ともいう)が低かったように思います。



Aug,9,97 土曜日
留学生の質

さてさて、短期留学の日本人が大挙して押し寄せる季節になりましたね。留学生の皆さん。あなたの周りはどうでしょうか?私はこっちへくるまでは「3ヶ月くらいいれば何とか片言くらいにななれるんだろうなぁ・・・」なんて考えていたのですが、今にして思えば甘〜い考えでしたね。ある意味て、確かに片言にはなりましたが・・・。これは私の姿勢の問題もあったわけです。

短期留学っていうのはだいたいこの時期の夏休みを利用してアメリカへやってくるのだけれども、いかにアメリカへ来たとはいえ、1ヶ月で話せなかった英語が上達するなんてことは絶対にありません。そうです、短期留学の方は時間との戦いの中、多くの時間を観光にあてて帰っていきます。これはこれで、学習と観光を兼ねた健全なスタイルだと私は思います。

しかし、こちらに長期間滞在して、大学ないしは大学院へ進学予定の方はこのペースに巻き込まれないように注意しなければなりません。これが効果的な警告になるかどうかは私にも疑問ですが・・・というのは、ちゃんとしている奴はどこへ行っても私と違って、自分を持っていてその場に流されずにしっかりとやるからなんですね。じゃあどんな人が流されやすいかと言うと、私が見てきた中では
 

この3つくらいですね。これは私の周辺でのことなので、一般的にではありません。あ、何か偉そうなことを言っている割には当たり前のことを書いていますね。これは、留学生に限ったことではなく、一般的にいろいろなことに当てはまるかと思います。

日本のさまざまな環境から逃れる為にこちらへ来た人というのは、往々にして「アメリカには今の自分にない可能性を開花してくれる何かがある」とかいった妄想を持っていたりします。これはそれ相応の努力をする人には当然あてはまりますが、こういった方の留学の動機は現況から逃げる為の留学なので、「逃げ」という資質的には努力と正反対のものを持ち合わせているわけです。その結果、妄想は妄想のままで終わりやすい傾向にあります。

勿論、例外もいくつか見てきています。日本を出て、こちらで勉強したその人を見て、「この人はアメリカの方があっているな」と私が感じた人もいます。具体的に説明するのはちょっと難しいのですが・・・。代わりに一つ例を挙げておきます。私の知り合いに、日本の高校を中退して、アメリカで高校から入り直した人がいます。その人は今、大学院で勉強しています。奨学金も自分で工面して長期の休みを利用してバイトをして、その期間に稼いだお金を生活費にあててます。海外派遣員という名目で会社の金を使いまくっている私から見ると頭が下がりますね、ホント。彼の場合は、そのまま日本に滞在して受験戦争に突入するよりも、多くのことをアメリカから学んだという感じがします。ですが、例外は例外です。例外の7〜8倍くらいの数だけ、だめになっていった留学生を見てきています。日本での状況から逃れてこちらで上手く行っている人というのは、やはりそれなりにしっかりとした目標を持っていて、努力をしています。その点を見逃してはいけません。

最後の「過保護」の項目は、私の経験上の偏見が入っています。この手の人たちは、問題解決能力がなく、すぐに人を頼りたがります。未知の問題に遭遇した時に、自分で最低限できることさえせずに、すぐに人にお願いして何とかしてもらおうとします。そういった開拓精神の乏しい人というのは、やはり海外にいても時間とお金の無駄だと私は思うわけです。その手の人たちの多くは遊学生へと変身していきます。日本での制限が外れてハジケまくっている遊学生をみていると、その両親が気の毒になってきます。

さて、ここで困ったちゃんの行動例をあげておきます。彼らが何かの行動を起こそうとする時、決まって近くの日本人、(例えば私に相談してきたとしましょう)意見を求めます(これは誰しもやること)。例えば、「アパートの手続きが・・・」とか「車の免許が・・・」とか言って色々と聞いてきます。それはそれで、私も自分の通ってきた道ですし、教えてあげるわけです。ですが彼らの要求はそこでは終わりません。予め質問とお願いがセットになっているのです。ですから、そのあとに「できれば・・・をお願いしたいのですが」とくっついてくるのです。で、私が「もう、しょうがないなぁ〜」とか言いながら、詳しく状況を聞いてみると、自分等でできることを何一つせずにこちらへお願いにきたことがすぐにわかるのです。こういうケースの場合、うかつに承諾してしまうと、最初から最後まで私が面倒を見なければならなくなります。で、私がちょっと要領の悪い対応をしようものなら、自分等が何もしていない事を棚に上げて、「あの人は使えない人」というレッテルが私に貼られるようです。これは、割に合わない頼みごとですねぇ。

こんな留学生にならないように・・・というより、日本にいる時に身についた性格的な問題なので、本人がよほど気を付けない限り、手後れのケースが多いように私は思う・・・ああ、今日は厳しいなぁ
 
 



Aug,4,97 月曜日
AIR BUD
最近、自分のアパートにトレーニング施設があるのを再認識して、いままでいったことがなかったのですがはじめて行ってみました。一通りそろってました。特に、単純作業の自転車こぎ(多分もっとかっこよい名前があるはず)何かは、コースプログラムと、時間、負荷量を設定してやるようになっていて、自分のペースで、しかも飽きずにエクササイズが出来るようになっています・・・う〜ん、面白い。で、はじめてのくせに、調子にのって負荷量を多めにして運動をしていたら、気持ち悪くなりました・・・・運動のやり過ぎには注意しませう(笑)

今日もまた映画ネタで恐縮です。映画日記になってますね。今日見たのはディズニー映画で、日本人の好きそうな「動物もの」です。主役はゴールデンレトリバーのBUD君です。彼は何と、バスケットができてしまうのです。やらせでも何でもなくシュートを決めることができるんですね・・・人がボールをトスしてあげる必要があるのですが、それにしても賢い犬君です。で、その犬がバスケットボールのチームに入って大活躍してしまうというお話。まぁ、いかにも子供向けの設定でしたが楽しめました。この映画日本に配給されるといいですね。低年齢層には受けるでしょうね、アダルトにはあまりお勧めしませんが、犬がかわいかったので、「損した」とは思いませんでしたね。この映画に影響されて、ゴールデンレトリバーを買ったアメリカ家庭が1万世帯はあるとみた!勝手な予想。明日は何をみにいこうかな?



Aug,3,97 日曜日
CONTACT

たまりに溜まっていた、見たい映画の一つを見に行ってきました。基本的には未知との遭遇のような感じのストーリーですね。ジョディ フォスターの知的な研究者役も中々のものです。個人的には、この人はあまり好きじゃないのですが、ハマリ役でしたね。

宇宙の知的生命体の存在を確かめるため研究を続ける研究者が、苦労に苦労を重ねてとうとう、宇宙からの電波を受信するというのが前半部分あらすじです。私はこの辺が一番面白かったです。クオリティーがガクッと下がるシーンが終盤付近にあるのですが、それ以外は中々よいです。夢のある内容でしたしね。ただ、やはり、この手の映画は往々にして矛盾を含んでいるものなので、そのあたりには寛容な態度が必要になるわけです。
以下、重箱の隅つつき的な感想を・・・

ケープカナベルとか、実際に見たことのある風景が映った時には思わずニンマリしました。しかし上手いこと合成してます。ケネディスペースセンターのロゴが、映画内で出てくるプロジェクトロゴに代わっていました。凝ってる凝ってる。でも細かいところがちがうんだよなぁ・・・ああ、これは違うところでのロケだなとか、いろいろ考えながらそのシーンは見ていました。今の技術だと、どこでロケをやっても背景の絵をあとから重ねれば違和感ない映像ができちゃうんですね。

しかし、ここで特筆するべきは、やはりアメリカの歪んだ日本観でしょう(笑)
白で無地の浴衣を着るジョディが、つかの間の休息を取る、一見和室風の控え室。その部屋には、お約束の掛け軸、そして何故か正月でも無いのに鏡もちが・・・そう言えばみかんも上に乗ってました。いやいや、もしかしたら正月だったのかもしれません。

日本人の作業員2名を従え、装置に乗り込むジョディ。しかし、この日本人作業員がまた、奇妙な色彩の作業服を着ているんだ。特にヘルメットがカッコ悪い。ベトコンのヘルメットみたいな、あの丸っこいカッコ悪いやつ・・・。装置にジョディを固定した作業員、ここで映画監督は日本流のグッドラック!を表現したかったのでしょう、2人同じに場違いなお辞儀。そしてジョディも困惑しながら「ああ、こりゃどうも」ってな感じで礼を返します。そのシーンでグッドラックって言わせろよ(笑)  私はこのシーンで、映画館でただ一人ブッ!と吹き出しちゃいました。いい加減、日本について学びなさい。まぁ、一応日本と中国の分離はできていたみたいでしたが・・・
 
別のみどころとしては、この映画では研究者の苦悩が描かれています。中々実をむすばない研究、時間と資金との戦い、そして美味しいところを持っていく要領の良い研究者・・・きっと多くの関係者の共感を呼ぶことでしょう(笑)

以下、映画をみた人にしかわからない私の独り言です。

何で年くわないの?

以上



Aug,1,97 金曜日
野茂10勝目だね

野球のテレビ中継を見ていたらドジャーズの野茂の登板を見ることができました。で、明日はテストがあるという事実を強制的に頭脳の中から消去して、観戦しました。出だしは好調だったのですが、バカスカ打たれましたね。しかし味方打線の援護で何とか10勝目をおさめることができたようです。それにしても7失点(うちホームラン3本)は取られすぎ。

この試合、日本でも中継されていたのでしょう、こちらの中継の合間に、アメリカ側の局が日本の音声をひろって中継する機会がしばしばありました。これはピッチャーが野茂だったということもあったのでしょう。日本の音声を聞きながら、こちらのアナウンサー「野球もナショナルスポーツになったねぇ・・・」だって。前からだよ!更には日本アナウンサーの「ストライク!」というコールにたいして、「今の聞いたかい? 彼はストライクのコールがとても上手かったよ」だってさ・・・・ばかにしてんのか?! この試合の解説者はあのパンチョ伊藤さんだったらしいのですが、残念ながら彼の声は流れずにアナウンサーの声だけが全米に流れました。で、アナウンサーが「ハイ、ハイ、ハイ」と解説者に相づちを打っていると、「彼は今、hey hey heyと言ったんだろうねぇ」・・・・ってそんなわきゃないだろ!

時々自分の音声がアメリカにも流れていることを他のスタッフから知らされたのでしょう。日本のアナウンサーがそのことに触れ、「ギャグにならないように頑張らなければなりません」と言っていましたが、手後れでした。こちらではしっかりとギャグになってましたよ

こちらの解説のスタイルに慣れると、日本の野球中継の解説スタイルは、ちょっとヘンにうつるかもしれませんね。変な抑揚があって、ボールを投げる度にいちいちうるさいっていうか、アナウンサーには悪いんだけど・・・。日本にいるときは、チョイスが無くて、野球解説とはああいうものという擦り込みがあったので別段不思議には感じませんでしたが、久々に日本節の野球中継を聞いてみて、そう思いました。



July,1997,2nd half
最新の日記 Sept,1997